ピッツァを焼く温度は炉床温度を目安にします
ピッツァ職人による本格的なナポリピッツァを焼くには炉床板温度が400℃必要です。職人ではないので70秒で焼き上げるのはちょっと無理かもとお考えの方は300℃程度で約2分を目安に焼き上げてください。
温度を知る方法
温度計で測るのが正確です。
オプションの500℃温度計付スチールドアで炉内温度を正確に測ることができます。
長さ30㎝のバイメタル温度計をスチールドアに取り付けています。炉内中央で炉床の上約8cmの温度が測定できます。脱着可能なので不要な時には邪魔になりません。
また、300℃のオーブンメータは炉床近くの温度を計るのに便利です。1,300円ほどで経済的です。
炉床温度は400℃以上になりますのでその時は振り切ってしまいますが目安になります。
離れた位置から温度が分かる遠赤外線温度計も4,000円程度からあります。物の表面温度を計るため気温(雰囲気温度)は計れません。写真のものは550℃まで計測可能ですが、ドームセラミックの温度はオーバーレンジになるでしょうが、セラミックフロアの温度が瞬時に分かります。
下の動画はアメリカ製の小型薪窯での薪炊きの温度の様子です。写真とは異なる計測器ですが、使い方は同じです。ここでの計測値はフロアで700°F(370℃)、ドームで1,300°F(700℃)となっています。
目で見て分かることもあります。
炉内をよく見ると、薪を燃やすと始めは煤で黒かったドーム天井が白く変わってきます。このスス切れは石窯の温度が600℃以上でおこり、石窯が十分に温まった合図です。薪と熾火を壁際に寄せてピッツァを焼きます。